私は欧州旅行に出かけるとき、
その場所の歴史的背景などを
調べ、ほんの僅かでも知識をつけて
その地に赴きます。
クロシェ ドゥ リュネヴィルも
その歴史が知りたくなり、
コンセルヴァトワールに行きました。
少し掘り下げてみる事で、
これまでより身近に感じる、
その感覚が好きなのかもしれません😊
最近、フランス語の刺繍用語で
気になる事があり、調べてみました。
”mainteuse マントゥーズ”
仏仏辞書にも無い、
フランス人の多くが知らない用語。
アート刺繍協会Brode-Art
代表 Catherine さん
"残念ながら私は知らないわ”
Conservatoire des Broderies de
Lunéville 専任講師 Audeさん
"工場を描いた古い映画で耳にした気がする…でも私は使わないわ。パリの国立図書館で調べれば何かわかるかも。”
Paris L'école Lesage 講師Alineさん
"仕事場にて、その言葉を使いますが、非常に特殊な言葉です。
針刺繍職人のことをマントゥーズ、
リュネヴィルかぎ針刺繍職人のことを
リュネヴィルーズと言います。”
とのことでした。
Alineさんは職人としてお仕事を
なさっていたので、ご存知だそうです。
正式には
針刺繍 broderie à l'aiguille
針刺繍職人 brodeuse à l'aiguille
また、Catherine さんによると、
これまでリュネヴィル刺繍を
broderie de Lunéville と
表記してきましたが、
リュネヴィルからの強いご意向により、
リュネヴィルクロシェ刺繍
broderie au crochet de Lunéville
リュネヴィルクロシェ刺繍職人
brodeuse au crochet de Lunéville
と表記するべきだそうです。
(確かにフランスのアトリエや作家様たちのサイトを見ると、この様に…!)
和製英語に溢れている日本、
最近では和製仏語も増えてきました。
現地に赴いた際には
切り替えが必要ですね💦
とはいえ、とってもクリアになり、
また一歩、刺繍が
身近になったように思えました❣️
リュネヴィルでのスタージュは
今からちょうど6年前。
懐かしい…🇫🇷
***
【Exposition】
La vie en France Ⅴ
-Cadeaux de Noël-
日時:11月21日(火)-26日(日)
12:00-18:00(最終日16:00まで)
場所:chambrette
フランス蚤の市より直送のアンティークレースや雑貨の展示販売及び、クリエイター活動をしている、リュネヴィル刺繍アドバンスレッスン受講生5名と共にお届けする、"フランス(クリスマスプレゼント)"をテーマにした合同作品展示販売会。刺繍、タティングレース、ビーズステッチ、ワイヤーワーク、洋裁など様々な技術・アイテムで皆様をお迎えいたします。